レジ袋が有料化!「エコバッグ導入」で企業のイメージ戦略がはじまる!
公開日:2020.05.26
世界でエコな動きが広がっているいま、日本は環境保全の取り組みのひとつとして「レジ袋の有料化」を決定しました。
これに伴い、スーパーやコンビニだけでなく、さまざまな一般企業がオリジナルの「エコバッグ」の導入を始めています。いまやエコバッグは、環境への配慮という目的だけでなく、企業のイメージアップやセールスプロモーションに効果的なツールとして注目を集めているのです。
本記事では、いま知っておきたいレジ袋有料化の基本知識と、「エコバッグ」製作時のポイントなどをご紹介します。
オリジナルエコバッグを作って、企業イメージアップを目指そう!
2020年7月よりレジ袋の有料化が義務に!
近年、プラスチックごみによる海洋汚染問題は世界的な課題となっています。
このような背景から、日本では2020年7月1日から、プラスチック製レジ袋の有料化制度が始まります。商品の販売にレジ袋を利用しているお店は、無料配布が出来なくなるのです。
お店や消費者がレジ袋の利用方法を見直すことで、海洋汚染をはじめとする環境問題に関心を持ち、ライフスタイルを見直すきっかけとなることを期待されています。
どんなお店が対象になる?
■対象となるお店
プラスチック製のレジ袋を利用していて、尚且つ国内で小売販売を行っているすべての事業者が対象です。コンビニやスーパー、デパート、薬局、衣料品店、八百屋、個人店なども含まれます。ただし、生鮮食品を入れる持ち手のない袋や、通信販売などで消費者が袋を辞退できない場合は対象にはなりません。
■レジ袋の価格と売上について
レジ袋の価格については各お店が独自に設定できますが、「1枚あたりの価格は1円以上」に設定しなければなりません。ただし、レジ袋の売り上げ金はお店の収益として扱うことができます。
対象となる買い物袋と、対象外の買い物袋
■有料化する買い物袋
プラスチック製のもので、持ち手のついた買い物袋が対象です。
ただしプラスチック製であっても、以下のように環境性能が認められている袋については対象外となります。
・プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上のもの
・海洋生分解性プラスチックの配合率が100%のもの
・バイオマス素材の配合率が25%以上のもの
■対象外の買い物袋
紙や布でできた買い物袋や、持ち手のない袋は対象外となります。
レジ袋有料化で注目が高まる、「ショッピングエコバッグ」
環境省の調べによると、数年前からすでに大手スーパーチェーンなどの約7割がレジ袋を有料化しています(※)。同時に、お店の多くが「エコバッグ持参の声かけ」「エコバッグの無料配布や貸出」などの取り組みをはじめていることから、消費者のエコバッグに対するニーズはますます高まっています。
これは、有料化をきっかけに「レジ袋にかかるお金を節約したい」「レジ袋を利用せずに環境保全に貢献したい」という消費者意識の変化によるものだと考えられるでしょう。
エコバッグを使ってブランドやサービスの宣伝をする
エコバッグは、お客さんが持ち歩くだけで大きな宣伝効果が期待できます。
街中や商業施設などでさまざまな人の目に触れることになるため、自社のブランド名やロゴなどを名入れすることで、ブランドやサービスのPRをしてもらえるようになるかも知れません。
低予算で製作できる
企業の宣伝にも有効なエコバッグは、低価格で製作できることも企業にとって大きなメリット。自社の宣伝や認知度アップのためにCMなどでPRする企業も存在しますが、中小企業では、大掛かりなCM制作などといったコストのかかる施策は難しいかもしれません。
一方、エコバッグであれば少ない予算で製作することが可能です。
また、エコバッグはスーパーやコンビニなどで手軽に使えるアイテムのため、「予算をかけてグッズを作ったのに、誰も利用してくれない」といったように失敗するリスクも抑えられます。
環境保全への取り組みは、企業のアピール要素になる
社会全体で環境への配慮が求められているいま、「企業がどのような取り組みで環境問題に貢献しているか」ということが、消費者のイメージを左右します。
レジ袋の削減を目指したエコバッグの導入は、「環境活動に積極的な企業」として社会へアピールできる要素となるため、企業のイメージアップに有効な手段となるでしょう。
また、企業が環境問題に対して真摯に取り組む姿勢は、消費者の共感や信頼を得ることにもつながります。その結果、社会的評価の向上や、販売促進効果による売上アップなどの恩恵を受けられることもあります。
消費者ニーズを押さえつつ、独自の価値を見出せるものが◎
オリジナルエコバッグを作りたいけれど、「どのように企画したらよいか分からない」という方も多いかもしれません。より多くの消費者に使ってもらうためには、どのようなエコバッグが求められているか、しっかりニーズを分析していくことが大切です。
消費者が本当に使いやすいものをつくること
エコバッグを作るとき、一番大切なのは「目的やシーンを考えること」です。
形が大きすぎて使いづらい、デザインが派手過ぎて持ちにくい、などといったエコバッグでは、なかなか使用してもらえません。
使う人や入れる物、シーンによって求められるエコバッグが変わってくるため、自社の商材や顧客ターゲットに合わせてしっかりプランニングしましょう。
たとえば、このようなエコバッグが挙げられます。
■1人暮らしのOL
会社のバッグにも入る、軽くてコンパクトなエコバッグがよい。
お洒落なデザインにはこだわりたい。
■子供のいる主婦
家族分の買い物をするときや、お出かけのときに荷物をたくさん入れられる大容量のエコバッグがよい。汚れたときでも洗濯機で洗えるものがよい。
品質の良さや価格の安さだけでなく、自社の強みやターゲットを意識した、ニーズのあるエコバッグを作ることが大切です。
興味を引く機能・デザインで他社と差がつく
あらゆるエコバッグの中から自社のエコバッグを選んでもらうためには、他社と差別化できる要素が不可欠。
たとえば、リュックとしても利用できる2WAY仕様のものや、オーガニック素材を利用したエコバッグ、お洒落なデザインにこだわったエコバッグなど、デザインや形状、素材にもこだわりを反映しましょう。
エコバッグのなかには、買い物に利用するだけでなく、普段使いができるものや、旅行、アウトドアにも使えるものなど、さまざまなコンセプトを持つものもあります。
オリジナルエコバッグを作って、企業イメージアップを目指そう!
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