blog

大阪の印刷会社のブログ

帳票や封筒といった身近な印刷物に関わるお話や、当社の制作事例・活動状況などをご紹介していきます。

MORISAWA FAIR 2024に行ってきました!

公開日:2024.01.31

我々印刷会社とは切っても切れない存在・・・そう、それはフォント!
フォントが無くては文字を入力できませんし、その印刷もできません。

というわけで今回は、弊社を含め数多くの印刷会社で採用されている超有名フォントメーカーの株式会社モリサワさんが開催されていた、「MORISAWA FAIR 2024」にお邪魔しましたので、その体験レポートです。

2021年以降はオンラインで開催されていたようで、今回4年ぶりの現地開催(オンライン+オフラインのハイブリッド形式)とのこと。去年からようやく日常が戻ってきて、こうしたイベントのリアル開催が増えてきましたね。

 

いざ会場へ

会社をお昼前に出発し、やってきましたのは大阪メトロ大国町駅。1番出口を出てすぐとのことだったので、周辺を見渡したのですが見当たらず。

 

大国町駅1番出口
大国町駅1番出口。青い空がまぶしい!

 

とりあえず文明の利器にて確認。スマホが示す先に見えたのは・・・かごの屋さん!?
いや、その奥に見慣れたロゴのついたビルが!

 

かごの屋さん
食事をとらずに来たので、ついつい入りそうになりましたよ

 

モリサワ本社
堂々とロゴの入ったモニュメント風の館銘板がお出迎え

 

回り込んでビルに潜入すると、すぐに案内の方がこられて、受付まで誘導頂きました。

「お世話になっております。赤木印刷です。本日はよろしくお願い致します」

 

受付が終わって4Fのセミナー会場で荷物を下ろすと、まだ時間があるので5Fの展示会場を見ていって下さいとのこと。
おお、行きます行きます!実はそれが見たかったんですよ!

 

レッツ見学!

ということで、早速エレベータに乗って5F展示会場へ。中にはモリサワさんの歴史や、令和によみがえった最新(!?)の写植機の姿が!

 

万能写真植字機 MC-6型(2024)
機能の一部をデジタル化して復刻した、万能写真植字機 MC-6型(2024)

 

万能写真植字機 MC-6型(2024)のアップ
アップでもう一枚。文字盤というやつでしょうか?展示品だからかなんかデカい!

 

これが写植機か~。

私も一応印刷業界に身を置く者。もちろん写植機というものの存在は知っていたんですが、世代的に触れる機会はなかったので、これが初めて見た実物の写植機だったんですよね。謎の感動を覚えましたよ!

 

書体にまつわる色々な展示物
書体にまつわる色々な展示物

 

定番書体の数々
定番書体の数々

 

モリサワさんの歴史
モリサワさんの歴史

 

さらに奥に進むと、そこには「文字」にまつわる貴重そうな資料がずらり。

ええと、今日は博物館に来たんだっけ?

見たことのないような珍しい資料がこれでもかと並んでいて、これもう普通に入場料取れちゃうのでは?と思ってしまうほど。凄い!とにかく凄い!(語彙力)

 

死者の書
かの有名な死者の書。あの世で必要な知識など、いろいろな事が書かれているそうですが、果たしてこれには何が書かれているのか・・・

 

死海文書(死海写本)の複製
某人気アニメでもその名が知られる死海文書(死海写本)の複製。

 

亀甲文字
漢字の元となったと言われる亀甲文字

 

チョーサァ著作集
カンタベリー物語の作者、ジェフリー・チョーサーの著作集。密度が凄い・・・

 

トロイ歴史集成と黄金伝説
トロイ歴史集成(左)と黄金伝説(右)

 

グーテンベルク聖書
グーテンベルク聖書。ほとんどのページが42行で組まれており、42行聖書と呼ばれている。

 

古代中国の文字に関する様々な展示物
古代中国?の文字に関する様々な展示物

 

Macintosh SE
Macintosh SE。20 MBのHDDが内蔵されていたそうです。今だと写真10枚くらいしか入りません・・・

 

結局セミナーが始まるギリギリまで堪能しました。

 

階段までお洒落なモリサワビル

そろそろ会場に行こうかと5Fを後にして階段を下りたところ・・・何ぞこれ!?
階数の表示がオシャレにデザインされてる!!

 

モリサワの階段

これがモリサワさんの階段の壁だ!

 

モリサワの床
床まで続くデザイン。こだわりが凄いんよ・・・

 

一瞬見出ミンかと思いましたがどうも違う。Bodoniでしょうか?(追記:光朝とのことでした)

階段にまでこだわりを見せつけるとはさすがモリサワさん、半端ないです。

 

 

その後セミナーを受講し、為になりそうな知識をたくさん獲得。
そしてなんと、最初に頂いたお土産の中には高級和菓子まで入ってました!

ウソみたいだろ。無料イベントなんだぜ・・・

 

芋屋金次郎さんの芋けんぴ
大きな箱の中身は芋けんぴ。美味しく頂きました!

 

何もかも想像を超えていたMORISAWA FAIR 2024。
次回開催時には皆様も足を運ばれては如何でしょうか。

 

※各写真は事前に株式会社モリサワ様の掲載許可を頂いております。