名入れカレンダーの赤木印刷が抗菌カレンダーを作ってみた
公開日:2020.06.16
前回テストした抗菌インキの記事ですが、皆様興味津々なのか結構な数のアクセスがありました。
やっぱり時代は抗菌・・・これは何としても新商品を出さねばなるまい!
ということで自社抗菌商品の開発計画が始動。
何を作ろうかと少し迷いましたが、赤木印刷といえばやはりカレンダー。
使用方法から考えても卓上カレンダーが最適でしょう。
幸い、当社は自社ブランドの卓上カレンダーがいくつかあり、今回は時間も無いため既製品のデザインをそのままで「抗菌バージョン」を作ることに決定。
対象の商品は・・・
AP-2000 卓上スケジュールカレンダー、君に決めた!
この商品は当社がネット販売に乗り出す前から存在する、言わばデエベテラン的存在。
毎年いろいろなカレンダーが現れては消えてゆく中で、多くのリピーター様に支えられている人気商品です。
まあ実のところ「名入れ」して販売する性質上、名入れしてから抗菌ニスを引くことになるため、箔押しやシルク印刷で名入れするリング製本タイプだと難しいわけですね。なのでほぼ一択というお話でした。
ともあれ、これまで頑張ってきてくれた卓上スケジュール先生なら、今回もきっと素晴らしい結果を出してくれるはず!
さて、卓上スケジュールカレンダーはクリアケースに入った商品なので、当然「カレンダー本文」「ケース」「封筒」すべてに抗菌効果が無いといけません。
「カレンダー本文」と「封筒」は自社工場で印刷していますのでどうとでもなるのですが、問題はクリアケース。
とりあえず樹脂加工業者さんに相談して、試作版を作ってもらうことにしましたが・・・
業者さん「ニスは引けましたが足が付かなくなりました」
な、ナンダッテー!
卓上スケジュールカレンダーのスタンド足はウェルダー加工、
つまりは溶着させているわけですが、なぜか抗菌ニスを引くとこれが上手くいかないとのこと。
しかしどうしても抗菌ケースは作りたい・・・
ここにきて大きな決断に迫られました。
仕方ない、「トムソン加工」の足に変更しよう!
トムソン、つまり抜き加工を行い、これまでのように足を後から溶着するのではなく、ケースを部分的に後ろに抜くことで、スタンド足にするタイプへ変更することにしたのです。
これまで特にウェルダー加工にこだわっていたわけではないのですが、トムソンより安定して立たせられる気がして、ウェルダー加工を選択していました。
そして試作品が到着・・・・・
ふつうに安定して立っとるやんか(笑)
案ずるより産むがやすしといいますか、我々の心配をよそに何の問題もなく安定して立ってくれました。
というわけで、新商品は「トムソン加工」のケースを採用しました。
もしかしたら従来のものも、こちらのケースに変更するかもしれません。
そして、卓上スケジュールカレンダーの本体をケースにセット。
抗菌卓上スケジュールカレンダーの完成です!
さて、気になるお値段ですが、従来品より少しお高くなっております。
しかし、おそらく他所にはないオンリーワンの商品ですので、ぜひご検討頂ければと思います。
表紙を別注でご依頼頂ければ抗菌マークをつけることも可能です。
以下のマークが使用可能ですので、営業担当までご相談ください。(封筒には標準で入ります)
※表紙別注はオプション価格となります
AP-2000C 抗菌・卓上スケジュールカレンダー はこちら
(同商品の販売は終了いたしました)